モノクロームの部屋

「趣味は?」と聞かれても言いよどんでしまうので新しく趣味を探すことにしました。

バイト先の送別会のために理論武装する(後編)


これはなに

コミュニケーション不安人間がバイト先の送別会に参戦する話の後編、送別会レポートです。

前編をお読みでない方はぜひ読んでみてください。

……の予定だったのですが、いかんせんお酒をたくさん飲んだのでほとんど覚えてないですね〜笑
大風呂敷を広げておいてなんだその態度は。

今回は送別会レポートと今後の展望についてお話ししたいと思います。
すごく雑な記事にはなりますがよろしくお願いします。































言語学を学んでもギリシャ語は喋れない

コミュニケーション学を学んでもコミュニケーション強者にはなれないという話。

まずは課題点だったコミュニケーションの結果から述べます。









結果: 覚えてない









もうなんも覚えてないです。
本当は「こんなコミュニケーションがあったけどこの観点からダメだった」みたいな例示ができればベストだったのですが、全然思い出せません。
それでもふわっとした反省点はあるのでいくらか挙げてみようと思います。

  • インプット自体は良かったが、常にそんなことを考えながら発話するのは不可能
  • "人を褒める"が致命的にできない
  • キャラ付け、アレで良かったのか……?
  • 自己開示をやりすぎた

上から順番に反省をしていきます。




正直、頭でっかちになることは予期してました。
個人的にはもうちょっとだけ処理能力高いかと思ってたんですが、僕の発達特性上もともと無理なものを更に酒というデバフをかけて処理しようってのは無理難題でしたね。
じゃあ平常時ならいけるかと言われると、キャパオーバーでそれも無理だと思います。
なんのためのインプットだったんだ?1

これは自己満足ですがインプットが役立ったと思わないこともなかったです。
特に会話が止まったときにどのような発話によって終了状態2に至ったか、そしてどんな規則から次の発話が生まれそうかというのを観測するのがすごく楽しかったです。
自己完結してるのでまず発話に参与しないのがタチの悪いところです。

御託はここまで、きちんと反省します。
体感、そんな悪くないコミュニケーションを取れたと思います。
ですが、僕は無意識的にできる理論立った行為をめちゃくちゃ気味悪く感じるので、今後このような場があれば3コミュニケーションの記録をつけて分析していこうと思います。
あとは参加者のみなさんにフィードバックをお寄せいただくことなども検討しています。
定量評価は大事……




次に"人を褒める"ことが致命的にできなかったことですね。
これに関しては僕の人間性みたいなところが大きいです。

社員さんと同じテーブルになったのですが、卒業されるみなさんが順繰りに回ってきては社員さんをヨイショ4していました。
ここで僕も気の利いた一言を添えて説得力を強めてあげられれば良かったのですが、全くできませんでした。
全く褒めるところを見つけられなかったんですよ、これは悪口ではなく。

僕の人間性として、自己評価が著しく低いため基本的に他者には何らかの尊敬の念を持っています。
突出した技能があれば「突出した技能すげー!」ってなりますし、特に何も無ければ「生きてる!すげー!」ってなります。
当然問題は後者の場合で、今回はそれに当たったため、あまりに称賛の対象が曖昧すぎて何がすごいのか言語化できませんでした。

まあとにかく人を褒めるというのは練習が必要だと思った次第です。
反省点としては自分との相違点から褒めポイントを見つけ出すことその人の過去と現在との比較をして成長した点を述べることなどが挙げられますね。
今思えばこれは努力次第でやりきれたかもしれなかったことでした。




次にキャラ付けの話です。
実際にどんなキャラ付けをした(された)かというと、コミュニケーション不安がめちゃくちゃ強くて破茶滅茶にネガティブなネット弁慶です。

一般の方からすると珍獣みたいな存在5なので興味を持っていただけて何よりでした。
「コミュニケーションの練習に今度メイド喫茶行きましょう!」6とも言っていただけました。
前編で学んだ体験も試しに話題にしてみました、だいぶウケは良かったです。
しかし結局よくある変人のロールプレイに過ぎず、パンピへのレールからまたしても逸れてしまいました。
これに関しては次の自己開示の話とも繋がります。




えー、自己開示の話です。
これはめちゃくちゃやらかしました。

コミュニケーションの更なる向上を図って2次会にも参加したのですが、ここでは更なる自己開示をしてコミュニケーションを円満にこなしていこうと思っていたんですよ。
キャラ付けが上手くハマった(当社比)ので、僕の持ち得るコンテンツの全てとしてふとブログの話をしました。
これが諸悪の根源でした。

嬉々として筋子からイクラを精製した話などをしていたんですが、このブログ、禁忌の記事7が一つだけあったの忘れてました……
その話になった途端、たちまち酔いは醒め、眼前の世界は明瞭になり、ただ目を据えて「これだけはダメです」と発していました。
ネガティブ・フェイスですね。
一方で人は物事を禁止されると余計にやりたくなってしまいます。8
一人ちょっと信頼を置いてるやつを犠牲にすることで「これは確かにダメですね」セカンドオピニオンを頂き、事なきを得ました。9

そこから全てが狂っていきました。
まず何らかの脈略でインスタ交換会が発生し、「インスタなら大丈夫だ〜」と言い交換しました。
そんな僕のインスタの過去の投稿がこちらです。









インスタで遊ぶな。
これはめちゃくちゃ突っ込まれました。
僕もなんでこんな投稿をインスタでしたのか全くわかりません。

して、SNSの話になった(最悪だ)わけですが、何を思ったかTwitterアカウントたくさんあるんですよ〜」とか口走ってしまいました。
なんでそんなこと言ったの?
順当な流れとして「どのぐらい?」となってTwitterの画面を見せました、これが意味するところはIDの開示です。




はい、私はTwitterの垢バレをしました。
家帰ったら鍵にフォロリク来てて戦々恐々としました。10
この話、この人生、終わり。




ちなみに最後にありがたいお言葉もいただけました。

「これでめっちゃ勉強してコミュニケーション強くなられても、なんか勿体無い気がします」

社交不安は、終わらねェ!




今後の展望

結果的に丸く収まったと思っていますが、やはり課題となるのは会話が途切れたときの次の話題です。

コミュニケーションが強いように見える人はいつでも話題に困っていないです。
実際そう見えるだけで本当は尋常じゃない速度での連想ゲームを行っているはずです。
僕はその連想ゲームに使うシナプス間の繋がりがまだまだ弱いなと感じた次第です。

今後コミュニケーション活動があったら、もう少しいい感じの性能を出せると思います。11
インプットする行為自体は無駄じゃなかったと思います、会話の引き出しという点で。
我ながら引き出しの数はそこそこあると思ってるので、どの引き出しを引くかっていうのを効率よく探して、その引き出しの近くの引き出しを更に引けると会話が上手く回りそうだなって思いました(日本語?)。

兎にも角にも、激烈に悪い思い出にはならなくてよかったです!!
一概に成否は決められませんが、ある種の社会活動の成功として記録に収めておきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。





  1. 面白かったので万事OKです。
  2. 会話(の感情)をオートマトンでモデル化したみたいな自然言語処理のポスターセッションをみたことがあります。
  3. もう二度とないかと思います……
  4. 言い方は悪いですが、そういうふうに見えました。
  5. オタクに伝わるように伝えると、後藤ひとり(20代男性)です。
  6. 理想環境で実験が行えるのは確かに良いのでは?と思いましたが、金を払ってコミュニケーションしに行く気持ちが分かりません。
  7. 当然、その場には女性がいる。
  8. カリギュラ効果という心理学的現象です。
  9. ちなみにブログタイトルは覚えられてしまったんでガチで終わってます。
  10. 破茶滅茶な善人なのでフォロリク通しました。
  11. 誘われるかはさておいて。